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バルセロナから無事帰って参りました。

2009/07/04 10:25

 

 無事、スペイン-バルセロナから帰って参りました。

3日間のレッスンでしたが、移動やら準備やらで9日間の日程になり、さすがに帰ってきたら気が抜けたのと、すぐにある団体の最後のお務めがありましたので、連絡が今日になってしまいました。

 

さて、今回の旅の目的は、前の日記にも書いたように、久保数政の花阿彌独自のレッスンをスペインの方にする事。。。まあ、当たり前のことなんですけど、海外でのデモンストレーションは何度も経験している僕ですが、本格的なレッスンとなると今回が始めてなので、如何に花阿彌レッスンの本質を伝えるか?というのを最大のテーマにしました。

 

まあ、日本で行っている花阿彌レッスンを海外に持っていくと、どういう化学反応を起こすのか?

楽しみでもあり、恐ろしくもありまして、初日の準備段階ではかなり気合いが入っていた僕ですが、そこはそれ、年齢的なものなのか、それともバルセロナの風に吹かれたせいなのか、レッスン当日には、すっかり日本にいる時よりもリラックスしてしまいまして、なかなか良い雰囲気で進められたと思います。

 

その時の写真をもっと見たい方は、下のURLで作品など24枚公開。

http://www.hana-ami.co.jp/14-1.html

 

今回、僕を招いてくれたのは、ヨーロッパで活躍しているデザイナーグループの「Pandora's Box」という人たち。

パンドラボックスですよ。。。さすがヨーロッパ。団体名もお洒落ですよね。箱を開けたら何が起こるかわからないというあのパンドラボックスです。

 

僕は勝手にスペインの方だけ参加してくれるものだと思っていたのですが、蓋を開けたら、煙が出ておじいさんになっていたのではなく、、、周辺諸国、6カ国20名の参加がありまして、中には、「ドイツのIPMで何時も拝見しています。今回は久保さんがレッスンするというので飛んできました。」いう人もいてくれて、ついつい嬉しくなり、スペイン語に通訳してくれる他、僕のデタラメな英語と、スペイン人が僕に直接話しかけてくる、おそらくデタラメな英語が飛び交い、そこに何語なのか良くわからない会話も混じり、結構、盛り上がりを見せてくれまして、結果的にワイワイと花談義に花が咲くという感じでした。

 

さて、午前中はデモと講義をしたんですが、みんな本当に真剣に聞いてくれまして、質問もかなり広範囲なものから、具体的なアプローチの仕方まで、日本の生徒さんよりもかなり積極的でした。

もちろん、今回参加してくれた方は、みなさん、プロフェッショナルの方たちなので当然といえば当然なんですが、僕が予想していたよりも、講義の方、特に花阿彌の特徴である理論的なアプローチに非常に関心を持ってくれまして、通訳の人がいうには「目から鱗だ!」という声が上がっていたとの事です。

 

ヨーロッパの人たちですから、日本人より理論はしっかり勉強していると思っていたのですが、そうでもないみたいですね。。。というのも、今回僕がした講義は、実は花阿彌の初歩的なものばかりで、「花阿彌通信講座 基礎・初級コース」でやっていることを中心に、しつこいくらい基本の話をしていたのですが、それでも、「なるほど、、、」とか、「こういう教えられ方は始めてだ!」とか、そういう反応が多くて、僕もちょっと意外でしたね。

 

それから、みんなでランチを取るわけですが、これが長い。。。スペインでは、昼食&お昼休みは3時間が当たり前らしく、カリカリのパン、そして、生ハムやらサラダやらがいっぱい出てきて、昼間っからワインですよ。おいおいこれでは居酒屋ではないか・・・と突っ込みたくなるのですが、さすがに僕はお酒は飲まなかったけど、、、これだけ長い昼休みだと、なんか間が持たないんですよね。いわゆる貧乏性なんでしょうけど、2日目には、ふっと「ソバが食いたい。」と思ってしまいました。

 

その後、4時頃から8時頃までワークショップ。各自、作品を作るんですが、これがまた、日本と違うのは、4時間も時間があるのに、みんな1作品ぐらいしか作らないのです。

日本なら、せっかくのレッスンだからと時間を惜しんで、一作品でも多く作品を作って学びたいと殺気すら感じるんですが、こちらの方は、優雅というか、なんか、学びたいというよりも、楽しむ時間という感じなんですな。生徒同士で作品の制作過程やアプローチの仕方を話しながら、お互いに評価し合いながら和気あいあいで楽しみながらゆっくり作るんですね。

 

僕が持ち込んだ和紙とか、経木とかを凄く気に入ったみたいで、それを自分のデザインにどう活かすのかを話し合ったり、ジックリと工夫しようとするんです。

 

様々な国の言葉が教室に溢れていて、なんか平和だなぁ。。。と忙しかったですけど、ふっと心和む瞬間でした。

 

そして、夕食は8時から12時頃まで、これまた長い。。。彼らには普通の日常でも、日本人の僕からすれば完全なる宴会ですよね。また、みんな酒強いんですよ。さすがに僕も夜はワインを頂きましたけど、この年齢ですし、翌日の事を考えても、そんなに飲めないし、、、それにしても、こちらの方は元気が良いですね。みんな、おそらくデタラメな英語で話しかけてきて、こちらもデタラメ英語で返し、何となく通じて笑い合っている。僕もアメリカに住んでいた時があったんですが、アメリカの方よりも、すごくウエルカムな雰囲気なんですな。肌の色などの差別もまったくない感じですし、かといって、アジアの各国のように、先生!先生!って感じでもなく、本当に長い知り合いの友人のように接してくる。

 

ちなみに、僕の年齢を言ったら、何故かすごくビックリされました。日本人は凄く若く見られるようです。

 

また、同じスペインでも、地域によって言葉が違うみたいで、これは日本のナマリのレベルではないほど違うらしいです。だから、サッカーの応援もその都市によって日本では考えられないほど熱くなるんですね。おそらく、国と国との戦いと同じぐらいのテンションになるんだなと感じました。ただ、個人個人になると敵対するという感じはまったくなくて、逆にすごく仲良い感じで、なんか、サッカーで熱くなるのも、友人として時を過ごすのも、基本的には楽しまないと損。楽しむ事が根底に根づいていて、その楽しむということで全てが回っているって感じです。楽しむ事こそが正義。って感じすらします。

 

ああ、そうそう、話しかけてきた数人の話では、昨年来たデザイナーは、有名なコンテストで優勝した人だったらしく、鼻高々で作品を作っていた。だけど講義はさっぱり面白くなかったそうで、きっと僕らを馬鹿にしていたんだ。。。それに比べてMr.kuboは、本当に親身になって教えてくれたし、普通、そのデザイナーの秘密に触れるような意地悪な質問をしても気軽に答えてくれた。本当にそんなことまで教えてくれるのは大丈夫か?と逆に心配するほどだったし、本当にいろんな発見があって凄く楽しかった。と評価してくれました。

 

また、「僕のデザインは、ドイツのヴァイエンシュテファンの理論がもとになっている。」というと、ドイツ人の方が、ヴァイエンシュテファンでは、そこまで細かい所までは理論化されていないよ。と笑っていました。

この笑いがどういう意味を持つのかは不明ですが、なんかドイツの事を褒められたと思ったらしく嬉しかったようでもあります。

 

まあ、そんなこんなで、この高テンションのお楽しみ地獄(悪口ではないですので誤解しないでね。)から解放されて、毎日寝るのは午前1時過ぎでしたので、かなりハードな3日間でございました。

 

そして、終わってから1日だけ、ちょっと観光もして、ガウディがデザインしたサグラダ・ファミリアも見てきました。

時間の関係で中には入らなかったんですが、本当に美しかったです。思ったよりも古いという感じがしなくて、非常に荘厳な雰囲気を持っており、まだまだ未完成だとのことですので、是非、また10年後ぐらいに見てみたいですね。

 

今度は、ゆっくりと観光で訪れてみたいと思わずにはいられないバルセロナでした。

以上、バルセロナのご報告でした。

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バルセロナに行ってきます。

2009/06/11 21:56

 

相変わらす不況が続き、ガソリン代も知らない間にじわじわと上がっている今日この頃ですが、みなさん、お元気でしょうか?

僕もなかなか体調が戻らないながらも、せっせと忙しく飛び回っております。

新型インフルエンザが関西で流行していた時には、東京からマスクを大量に買い込んで完全ガート態勢で臨んでいたので、何とか感染しなくて済み事なきを得ましたが、、、秋には今回以上に猛威を振るう可能性が高いようですから、みなさんも夏バテなどせず体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

それで、明日から、スペインバルセロナへ行って参ります。
海外へは、結構行って、デモンストレーションは何度もやっている僕ですが、今回は3日間のデモ&レッスンをしてくる事になっています。

このお話は、今年1月ドイツのIPMに行った時に頂いたお仕事でして、久保数政の作品制作のコンセプトと手法を実際に学びたいというオファーでした。
レッスン?・・・という事でちょっと躊躇したのですが受ける事に致しました。

テーマは、「和、シンプル&モダン、エコ」ということで考えています。
海外へ行くと、日本のデザインは、僕から見るとそれは中国でしょ。と見えるものが多いんです。
これは、日本人でもそういうふうに表現する人が結構沢山いて、金ピカ、派手派手の作品に仕上げる人がいるんだけど、それは違うと僕は思っています。

日本は質素で品があって、何ていうかな。。。例えると、千利休のお茶の世界に通じるように、シンプルで楚々としていて、おもてなしの心、精神が感じられる空間を演出できる点が日本のデザインの特徴だと思うんです。

千利休を殺した豊臣秀吉がキンキンキラキラの黄金の茶室を作ったのと真逆が、実は本来の日本スタイルだと思うんですね。。。まあ、極端に言えばですけどね。

だから、それをスペインで表現して伝えてこようと思っています。
同じアジアでも、中国韓国とは違うという事と、日本人の考え方や物の捉え方も伝えられたら素敵だなと思ってはいるのですが、、、通訳を通すので、どれだけ伝わるかわかりませんが、とにかくチャレンジしてきたいと思います。

もちろん、帰ってきたら、また、ここで報告させて頂きますので、お楽しみに。

ああ、そうそう、ドイツのIPMには来年1月にも行きますので、我こそはと思う方は連絡してください。
昨年は、僕以外の方にも、海外に来てくれという依頼が結構ありました。
海外では作品さえ良ければ、国内のようにややこしいしがらみがありませんから、思った以上に大きな反響があります。
少なくてもヨーロッパのマスコミの取材は必ず受けますから、紙媒体には結構載りますしね。

これを見て頂いているフラワーデザイナーのみなさん。プロアマ問わず是非一緒にIPMに参加してくださいな。

お問い合わせは、新しくなった花阿彌ホームページからお願い致します。


では、続きは帰国してから。。。明12時頃、飛び立ちます。

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薬師寺花会式での献華

2009/04/10 12:54

 

薬師寺 4月3日に、薬師寺の春の行事の「薬師寺花会式」で献華をさせて頂きました。

 

平城京遷都以前からの歴史があり、世界遺産にも登録されている、奈良、西ノ京の薬師寺でございます。
この行事は7日間行われていて、僕が出たのは第5日目。
 
さて、どういうテーマで行くかと、、、1週間前からデッサンをしながらちょっと考えまして。。。
まあ、薬師寺でフラワーデザインをもろに出すのもね。。。かといって、もろに生け花では、僕がやる意味がないでしょ。。。ということで、今回は、春、様式美、文化、仏花、和、などのテーマをちりばめようかなと思ったわけです。
 
まず、全体の形は、光背をイメージすることにしました。
光背というのは、仏像の背後についているもの。仏身から放射される光明を象徴的に表すために装飾されているもので、よく御光がさしているなんていう言葉は、これをイメージしているんじゃないかな。。。
 
ということで、まあ、だいたいのイメージを描いて、写真で飾る所を見ると、中央に巨大な薬師瑠璃光如来様が鎮座しておられまして、向かって右に日光菩薩[にっこうぼさつ]様、向かって左に月光菩薩[がっこうぼさつ]様がお祀りされております。その月光菩薩様の前が飾られる場所とのこと。
 
それで、過去に献華されたものを見せてもらったんですが、みんな作品が小さい。。。大きくても120cmぐらいしかない。
 
これでは、全体のバランスが悪いので、僕としてはもっと大きな作品にしたいと思ったのです。
 
でもなー、あまり大きいと運べないよな。。。ということで、どう考えても人間が運ぶには2mぐらいが限界ですし、横幅もあるので、まあ、そのぐらいの大きさがあれば月光菩薩様の御足が隠れるぐらいだからバランス的にはばっちりでしょう。これで大きさは決定!
 
それで、宿泊している奈良ホテルに帰って準備をしたんですが、良かったのは、このホテルの部屋が大きいこと。
お話を聞くと歴史あるホテルとのことでしたが、その僕の部屋に、大きなビニールシートを張って、花の用意とアシスタントをTEAM花阿彌の坂田大輔くんにお願いしまして、一度、シュミレーションのために組み立ててみたんです。所要時間を短くするためにもね。
 
 
さて、作品は、春と和ということで、八重桜。それと、時代様式と勢いを表現したくてトクサを編み込んで細工をしたものを入れて上昇するイメージを強調して形を整えています。
 
そこに、極楽鳥という名前を持つストレリチア。それから、お釈迦様の故郷の意味でインドキツネユリという名前を持つグロリオサ。それと、花菖蒲、アイリス、茶系のアンスリウム、レザーファンを使いました。
 
ホテルの人は、はじめ何をするのかと怪しい目で見ていたんですが、できあがったらビックリしたみたいで、明日、薬師寺で献華すると伝えたら、こんなに大きなものを飾るんですか。。。とため息をついておられましたが、まあ、なんとかシュミレーションもOK。
 
さて、いよいよ4月3日、朝からホテルに着付けの人が来てくれて、着慣れない紋付、袴を着せられ、、、でも、不思議なものですね。これを着ると僕もやはり日本人なのか、気持ちがピシッと引き締まります。
 
前の日、心配された風もなく、春の日差しが優しい絶好の日となりました。
まずは、会場に設置された舞台に雅楽の先導に従って、しずしずとあがります。
雅楽の奏でる音楽は、何とも言えずに心も体もおごそかになりますな。
 
会場には、だいたい4〜500人ぐらいいたと思うけど、ちょっとあがってしまって、あまり憶えておりません。
 
雅楽が終わってから、いよいよ僕の出番。
金堂正面に一礼し、不浄のものを入れてはならぬという意味でしょうけど、紙製のマスクを付けられます。。。これが一番恥ずかしかったですね。
 
それで、後はいつものデモと同じでしたから、やっと落ち着きを取り戻し、だいたい20分で仕上げました。
 
予想外だったのは、その後で、出来上がった作品を運ばなければならなかったのですが、本来は、お坊さん一人が出てきて持っていくはずだったようですが、あまりにも重いということで、檀家の若衆が二人で運ぶことになりました。
だいたい10mぐらいの距離なのですが、厳かにしずしずと運ぶわけで、二人ともかなり息があがっておりました。
 
すまんすまんと心の中で謝りながら、無事に月光菩薩様の前に飾られることになりました。
 
僕はその後、読経が終了するまで同席させて頂きましたが、なかなか貴重な経験をさせて頂きました。
 
式が終了し、お坊さんにお声をかけて頂きましたが、来年から、六重塔(三重塔?)の修繕に入るので、この「薬師寺花会式」は10年ぐらいお休みするそうです。その年にこれだけ大きく奇麗な花をお供えできて、大変良かったと喜んで頂けたようです。思った以上に大きかったのでビックリしたけど。。。と笑っておられました。
 
ちなみに、お坊さんによると、献華された方は、今までの悪いことがリセットされ、良きご利益があるのだそうです。
最近はちょっと体調が悪かったので、これで少しは回復に向かうかも知れませんし、今度、僕に会った方は、もしかしたらご利益があるかも知れませんよ。(笑)
 
それから、実は僕のご先祖は、久保休安といいまして、高松藩の奥医師でした。
そういう意味でも、薬師寺に献華させてもらったことは、なんか運命的なものを感じました。
そう思うと、あの紙のマスクも感慨深いものがあります。
 
世の中は、不景気で暗いニュースであふれていますが、もう春です。
桜も咲き乱れ、これからお花が咲き誇ります。
春の日差しのように、やさしく明るい気持ちで乗り切りましょう。
 
この日記を見てくれた方にも、きっとご利益がありますように。
 
PS この行事に付きましては、
 
 
にも紹介されています。

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今年もドイツIPMに参加します。

2009/01/23 10:27

 

 

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

 

昨年は、大きなイベントである「フレンドシップ30」も好評の内に終える事ができました。(このページでの写真はフレンドシップ30のものです。)



さて、今年初めての更新ですが、今回はちょっと告知させて頂きます。

今年も1/25〜2/1まで、ドイツのIPM(IPM国際花卉見本市)に参加してきます。

IPMというのは、解りやすくいうと、車業界でいうと「東京モーターショー」みたいなもので、花業界ではドイツで毎年行われていて、僕は毎年参加しています。

今回は、今まで毎年行ってきた一般の方達のツアーは無いんですが、「DESIGN TEAM JAPAN」として、花阿彌の枠を越えて、世界に出て行きたいという大きな夢を持っている日本人デザイナーたちを集めました。

ブーステーマは「日本美〜JAPAN BEAUTY」。



今回は、グレゴール・レルシュに師事するイギリスイタリアスイススペインドイツ、南アメリカフランス、ポーランドのデザイナーが集合し、同フロアに作品を展示しますので、そこに僕ら“DESIGN TEAM JAPAN”も日本代表として参加するのです。
もちろん僕も作品を出展しますけど、各国のガチンコ勝負って感じでワクワクしています。

それと、昨年より農林水産省主催の「日本パビリオン」のブースが出展されていて、今年も引き続き協力をする事になっています。
“DESIGN TEAM JAPAN”が協力するのは、生花のディスプレイ、ブースでのデモンストレーション、IPMのフェアカップに出展する作品のデザイン・制作を依頼を受けていますので、結構、大忙しになりそうです。

 



海外、特にヨーロッパに旅行の方、もしくは住んでいる方がおいでになりましたら、是非、お立ち寄り下さい。
僕は相変わらず会場をぶらぶらしていますので、見かけたら気軽に声をかけて下さいね。
外国で声をかけられると、結構、嬉しいもんですから。(笑)

それと、もうご存知の方もおいでになるでしょうが、花阿彌でもショッピングモールを立ち上げました。

◆Hana-ami On-line Shop
 http://hanaami.open365.jp/

花阿彌の書籍やDVD、それから、妻のガービが選んでドイツから輸入した小物などを出展しています。
時間がある時にでもご覧になってみて下さいね。

それから、IPMから帰国したら、2月2日、その足ですぐに成田から福岡に入りまして、
「第50回 九州生花商団体連合会福岡大会」にデモと審査員として参加します。
http://www.fuku-hana.com/kyukaren/index.html

◆開催場所
 JALリゾード シーホークホテル福岡 http://www.hawkstown.com/

◆スケジュール
・2/3 デモ準備
・2/4 九花連福岡大会(添付PDF参照) 審査 
・2/5 同 デモンストレーション

九州においでの方は、是非、足をお運び下さい。
お会いできる日を楽しみにしています。

さて、ここからは余談ですけど。。。

いよいよアメリカのオバマ政権がスタートしましたね。
就任演説、感動的でしたね。
アメリカ国内だけではなく、世界中が見た歴史的な瞬間。
僕も若い頃、フラワーデザインを学びにアメリカで過ごした事がありましたが、やはり人種差別は凄いものがあって、黒人だけでなく日本人はもちろん、アジア人にも根強い差別を感じたことが何度もあります。

やはりアメリカは白人社会。奴隷解放の父と呼ばれたリンカーンが制度的にいくら差別を無くしても、現実には差別はずっと身近なものとして存在していた国でもあり、あの頃は黒人がアメリカの大統領になるなんて、アニメやSFの世界ですら語られる事が許されなかった時代ですから、僕の年代からすると本当に歴史的な瞬間に立ち会ったような気がして感慨深いものがありました。

就任演説も、あまり派手な言葉がなく、とても慎重な言葉が並んでいたのが印象的でした。
だからこそ、今のアメリカへの彼の覚悟を見るようで、逆に重みがあって思わず唸ってしまいましたね。
ただ、彼は自身をリンカーンになぞらえている感じが言葉のはしはしに見えますから、暗殺されることを覚悟しているようにも見えます。だから、大統領専用車から出て歩いている映像を見た時には、本物の民主主義の国には、やはり凄い大統領が出てくるもんなんだなぁ。と感じさせてくれました。

こんな覚悟がある政治家。日本にいるでしょうか?
日本はアメリカに憧れて、ここまで来た国ですが、本当の民主主義には、まだまだほど遠い国のようです。
今の日本の議会制民主主義は、もしかしたら政治家の責任の所在をあやふやにするためのシステムのようにも思えます。

歴史好きの友人から聞いた事なので、もしかしたら、間違った歴史解釈かも知れませんが、明治維新の時、議会制を初めて提案したのは坂本龍馬なんだそうです。
藩制度の江戸時代からいきなり直接指導者を国民投票で選ぶ大統領制は強引すぎる事から、一時的に議会制を導入して、10年後か、遅くても20年後には、大統領制に移行するつもりだったのでは。。。という事です。

でも、未だに日本は議会制民主主義です。もう限界に来ているのかも知れませんね。
良く大統領制の導入が話題に出た時に、政治家がいう言葉に「そんな制度にしたら芸能人が大統領になってしまう。」という人がいますが、本当にそうでしょうか?

僕は日本の国民は、そんなに愚かでは無いと思います。もしそうなったとしても、それは国民が愚かだという証明になるわけで、そこで初めて国民は自身の責任の重さについて真剣に考えて学習するに違いないと思うんですが、どうでしょ。

社会保険庁の年金問題でも誰一人責任を取らない今の状態なら、いっその事、大統領制にして、直接僕ら国民に選ばせてもらいたいと思っているのは僕だけでしょうか?
そうすれば、少々混乱がおこるかも知れませんが、将来の事を思えば、今のように官僚の思いのままにはならない、少しはましな政治が行われるような気もしますし、無責任な政治体制も変わるような気がします。

そんなことを、思わずにはいられない、アメリカ大統領就任式でありました。

それでは、まずはドイツで一発、かましてきます。(笑)

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フレンドシップ30と初心者用フラワーデザイン講座開設

2008/10/13 13:46

 

フラワーデザイナーの久保数政です。

今年の夏は、非常にハードな毎日でして、ドイツに行ったと思ったら、すぐに台湾に行ってレッスンをしなければならなくなり、もちろん、それ以外にも日本中を飛び回っておりました。今もフレンドシップ30というイベントに向けて大忙しです。

 

フレンドシップ30とは、フラワーデザイナーであるグレゴール・レルシュと僕が出会って30年を記念して行うデモンストレーションイベントでして、今週2008年10月19日(日)に横浜・新都市ホールで開催されます。

詳細は、フレンドシップ30ホームページでご覧頂き、お時間ありましたら見に来て下さいね。

日本で見られる最高のフラワーデザインをご用意してお待ちしております。

 

さて、前のブログで、お花屋さん向けのデザインが、何故日本の一般家庭にこれだけ普及したのか?ということの続きを書く事にしていたんですが、それよりも、「初心者用のレッスンをWeb上に開設してほしい。」という沢山のメールを頂きました。

 

実は僕が主宰するフラワーデザイン学校である「花阿彌」は、今まではプロフェッショナルを育てるための学校でして、初心者用のカリキュラムはありませんでした。

そこで、良い機会だから、Web上の通信教育として配信することにしました。

 

実はナレッジサーブという所のシステムを借りて開講しておりまして、本来は会員登録しないと無料講座も見れないんですが、みなさんには特別に僕のプライベートサイトで登録なしで見れるようにしておきましたので、まずはご覧になってみて下さい。(2008年11月末日まで)

 

前のブログの続きも、無料講座で配信しているPDFファイルテキストをご覧頂ければ書いていますし、もちろん動画も配信していますので、初心者でも解りやすいはずです。是非、受講をご検討下さいね。

 

それから、YouTubeでも花阿彌関連動画を配信しております。

アクセスして画面右下の【高画質で表示する】をクリックしてご覧下さい。

 

フレンドシップ30 グレゴール・レルシュ&久保数政

 フレンドシップ30のPR動画です。ドイツの国際見本市IPMで撮影られたもので僕とグレゴが出演しています。

 

■僕の妻であるガブリエレ・ワーグナーのブーケレッスン動画
 月刊フローリストで連載している『ガブリエレの手仕事』で公開した作品を前編と後編に分けて配信しています。

 前編 ガブリエレのブーケレッスン 1/2

 後編 ガブリエレのブーケレッスン 2/2 

 

NPA.e プリザーブドフラワー通信講座サンプル動画
 花阿彌出身で何時も僕のアシスタントをしてくれている坂口美重子さんの動画。プリザーブドフラワーを作っています。 

 

暇な時にでも、ご覧下さいね。

それでは、また。

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「世界らん展日本大賞2008」と人工的なデザイン(1)

2008/03/22 13:15

 

2/23(土)〜3/2(日)、「世界らん展日本大賞2008」が東京ドームで開催されました。
NHKでも4時間ぐらいの枠で放送されていましたから、ご覧になった方もいるかもしれませんね。

このイベントは、世界から約22か国が参加し、約3,000種、約100,000株のらんの中から「個別審査部門」、「フレグランス審査部門」、「ディスプレイ審査部門」など6部門に分けて審査が行われる、らんの大規模な展示イベントです。

実は僕は、このイベントの裏方をやっておりまして、「世界らん展日本大賞実行委員会」の副会長。
そして、フラワーデザイナーとして、コンテストの個別審査部門のフラワーデザインの審査委員長を努めておりました。

この大会役員には、現天皇陛下の妹さんである島津貴子さん、ナベツネさんこと読売新聞社社長、巨人軍オーナーである渡辺恒雄さん。資生堂名誉会長であり世界らん展日本大賞組織委員会会長の福原義春さんなど、蒼々たる名士がおられまして、僕なんかは副会長とは名ばかりで、主に現場を走り回っておりました。

島津貴子さんとは、若い頃、何度かお仕事をさせて頂いた事があり、「貴方もえらくなったわね〜」なんてお声を掛けて頂き、昔の懐かしいお話をさせて頂いたり、渡辺恒雄さんはフラワーデザインを指差しながら「君もああいうのできるのかね。。。」なんて尋ねられ、会長の福原義春さんは、もう無くなりましたが、僕の父の友人なんで、父の事を懐かしくお話し頂いたり、、、もう完全に「いじられキャラ」になってしまっておりました。

来年もこのイベントは開催されますので、フラワーデザインの好きな方は是非注目しておいて下さいね。

それでは、無駄話はそれくらいにして、前回の続きです。
「人工的なデザイン」を掘り下げてお話を致しましょう。
人工的なデザインというのは、一言でいうと「ある形を表現するデザイン」という事でしたね。
ある形になっているなんて事は、自然にはありえないので人工的に感じるわけです。

それで、日本でフラワーデザインが普及したのは、戦後、アメリカから「ウエスタンデザイン」もしくは、「アメリカンデザイン」というスタイルが入ってきてからです。だから、日本のフラワーデザインの元祖はこの「ウエスタンデザイン」と言っても良いと思いますし、このスタイルを教える先生も沢山いるんで、日本では最もメジャーなスタイルだと言っても良いと思います。

実は明治時代に、ちょっとだけヨーロッパ経由でフラワーデザインが入ってきた事があり、その目的は、鹿鳴館などの社交場の装飾技術として入ってきたんですが、この頃は、一般庶民にはあまり知られる事はありませんでした。

ですから、フラワーデザインの発祥は産業革命を経て、主にイギリスから世界に広まったと考えられるんですが、日本のフラワーデザインは、アメリカ経由で入って来たものなんですね。
僕も若い頃、アメリカに渡り、シカゴのフローラル・アートスクールという花の学校で、ウイリアム・キスラーという著名な先生に師事し、そのスタイルを学び、後にハワイで花屋をやって、帰国して今に至ります。

このウエスタンデザインというスタイルは、「幾何学的な形にデザインして、お花をぎっしりと埋めるように入れる。」という特徴を持っています。ただし、実際に僕がアメリカに渡り学んだものはその他のデザインもあったんですが、何故か日本に入ってきて消化されたデザインは、そればかりが強調され、「ウエスタンデザイン」という名を付けて、頑なにそればかりをやっていたんですね。

専門的な言葉を使うと「幾何学的な形の面構成のデザイン」という事になるんですが、当然の事ながら、アメリカで「ウエスタンデザイン」なんて言っても通じません。日本人がアメリカに行って「アメリカン珈琲を下さい。」と言っても通じないのと同じ事です。

そして、この「ウエスタンデザイン」の優れた所は、「比較的簡単に作れて誰が作っても同じクオリティのものが出来上がる」ということなんです。
もともと、結婚式などのパーティで、花屋さんが同じものを短時間で沢山作るために考え出されたデザイン法なので、例えば、デザイナーの個性を反映させるデザイン法ではなくて、どちらかと言うと、インダストリアルデザイン(工業的デザイン)に近い性格を持っていて、だからこそ、今でも労働省の技能検定などには、このスタイルが採用されています。

言い方を変えれば、このウエスタンデザインは、本来はフラワーデザイナー用のデザイン法ではなくて、どちらかと言うと、お花屋さん、そう、フローリストの人に必要なデザイン法という事になり、簡単で量産ができ、なおかつ、その面を全てお花でビッシリと埋めるわけですから、当然、花の代金は多く頂けますし、豪華にも見えます。

まさに花屋さんには美味しいデザイン法というわけですね。
それでは、なぜ、このお花屋さん向けのデザインが、日本の一般家庭にこれだけ普及したのでしょう。

次回はその背景をお話ししましょう。お楽しみに。


●久保数政プライベートサイト
●フラワーデザインが自宅で学べる!久保数政の動画でわかるレッスンデモ講座(無料レッスンもあり)
●花阿彌ホームページ

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フラワーデザインの分類方法

2008/01/08 00:22

 

明けましておめでとうございます。
昨年は第1回目を書いたものの、もの凄く忙しく、なかなか書く事ができませんでしたが、今年は心を入れ替えて頑張りたいと思います。
フラワーデザイナーの久保数政です。



さて、第2回目のお題は「フラワーデザインの分類方法」です。

第1回目のテーマで、フラワーデザインは誰にでもできるというお話をしましたが、今度はちょっとだけ踏み込んで、フラワーデザイン初心者が学ぶためには、そもそもどんなデザインがあるのか?ということを知るのが大切だと思うので、そのお話をしましょう。

日本には、いろんなスタイルを教えるお花のスクールが沢山あります。

そして、その先生によって教え方も様々。例えば、フラワーデザインスクールで学んで、後に自身が先生になっている場合や、特定の先生に学んではいないけど、お花屋さんをしているので、独学でその経験からお花の先生になった場合まで、いろんな先生がいます。

そして、良く雑誌を見ると出ているのが、「●●スタイルを教えますよ!」というスクールの広告。
例えば、ダッチスタイル、ウエスタン(アメリカン)スタイル、ヨーロピアンスタイル、ブリテッシュスタイル、なんてのが色々あります。

「美しく優雅なダッチスタイルを学べます。」なんてキャッチコピー。

さあ、この広告を見てみなさんはどう思うでしょう。
きっと「どれから学べば良いのよ?」と思う事でしょうし、何が何だか解らないけど、スタイル名のイメージを自分で膨らませて素敵そうだから学ぼうかな?と思うのではないでしょうか。。。

所がだ!、、、このスタイルの名前、良ーく見ると国別に分かれているのが解ります。

ブリテッシュというのはイギリスですよね。ウエスタンはアメリカ、ダッチはオランダ。。。ヨーロピアンはちょっと広すぎ。。。イギリスだってヨーロッパだし、オランダ、スペインチェコ、デンマーク、ドイツだってそうでしょ。。。何だいそれは?となるんですな。。。。(笑)

そう、これは少々強引ですけど、どうやら文化圏で分けられているらしい。。。となるわけです。

しかしながら、本当に文化圏で分けているこの分類方法は、正しいのだろうか?
本来、違いはあるのだろうか?と僕は思うわけですよ。

明確な違い。。。ここが決定的に違う!という点です。

確かに、国によって多少、色使いなどに特徴が出てきます。
例えば、ギリシャなどは、建物もレンガ、そして、青い海と空。
明らかに日本の風景色とは違いますね。

だから、そこに飾る花の色には違いが出るのは当たり前。
生活している場所の風景色は、少なからず影響します。

色のイメージでは、ギリシャは、黄色もしくはオレンジとマリンブルー
私たち日本のイメージは、茶色と緑でしょうかね。

でも、そうすると必ず反論が出てきます。
そもそも何処の国のデザイナーでも、個人的な好みは様々だから特定はできないのではないの?という事になりますよね。

色はちょっとは違うけど、もっと明確な違いというのはあるのだろうか?

実は僕は、ずっとその答えを見つけようとしてきましたけど、結論から言うと明確な違いなんてのは何一つ見つからない。。。のです。

そして、いよいよこれは変だ!と思った決定的な証拠が、日本以外の国に行って、例えば「私はブリテッシュスタイルを勉強してきましたが、あなたはどこのスタイル?」と聞いても、まったく相手にされないという事実。

そうだな。。。アメリカに行って「アメリカンコーヒーを下さい。」と注文して、通じないのと同じです。
「何ですか?それは。。。」と笑われるのが関の山なのです。

だから、いろんな理由があって、日本ではそんな分類方法をしているんだろうけど、明らかに文化圏的分類方法は間違いだ!という結論に達しました。

さて、そこで視点を変えて僕なりに分類方法を考えた訳ですが、フラワーデザイン理論によって分類してみると、凄く明確になったのです。

というと、とても難しい事に感じると思いますが、全然難しい事はではないので大丈夫

どうするかと言うと、大きく「人工的なデザイン」と「自然的なデザイン」に分けるのです。
自分の感じたように素直に、そう、まずは自分の感覚で分類すれば良いのです。



「人工的なデザイン」というのは、「ある形を表現するデザイン」という事です。
宇宙飛行士が宇宙から地球を見た時に、図形的な構造物、例えば、飛行場などを見ると、確かにこの星には人類が生きている。と感じるといいます。
だから、丸や三角、四角、L字型、S字型など、幾何学的な形のデザインは人工的と見れば良いのです。

そして、「自然的なデザイン」というのは、「自然を表現するデザイン」という事です。
だから、きっちりとした形になってなくて、規則的に並んだりしていないもの。
まあ、この定義はちょっと難しいので、パッと見て幾何学的になっていないもの。ようするに人工的に感じないものを選べば良いのです。もしくは、何となく自然な感じがするもの。としても良いでしょう。

まずは、ザッとこの2つで分類してみましょう。

そうすると、実は「人工的なデザイン」は、どのスタイルにも存在するのですが、「自然的なデザイン」というのは、日本でヨーロピアンデザインと呼ばれるものにしかない。という事が解ります。

さて、今日はここまで。
次回は、「人工的なデザイン」を、そして、そのまた次は「自然的なデザイン」をもっと掘り下げてお話ししたいと思います。

これが解ってくると、自分がどのようなデザイン理論に基づいたフラワーデザインを学んでいるのか。。。また、どういう基準で先生を選んだら良いのかが、だんだん解ってきますよ。

どうもありがとう。
久保数政でした。

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フラワーデザインは誰でもできる。

2007/10/06 16:14

 

はじめまして。フラワーデザイナーの久保数政です。

このブログへのお誘いを頂いて、本当に光栄なことでびっくりしているんですが、さてさて一週間に一度の更新をとのこと。

普段、あまり文章を書く仕事ではなく、お花を活けているほうが多いので、どこまでおもしろくお伝えできるかわからないんだけど、何とか続けていければと思っていますので、お花に興味がある人は、是非、お付き合いくださいね。

さて、僕はフラワーデザイナーを「なりわい」にして、だいたい45年間、花業界に身を置いているので、一応、フラワーデザインの専門家として、ここでは、ご家庭でお花を気軽に楽しんでいただけるきっかけになるような事柄を配信していきたいと思っています。



それでは、記念すべき第1回を始めましょう。


今日のテーマは、「フラワーデザインは誰でもできる。」です。

第一回目にこのテーマを持ってきたのは、最近、会話の中で「私はお花は好きだけど活けるのは苦手です。きっと才能がないんでしょう。誰に習っても全然うまくならないですからね。」ということを聞いたからです。

このブログを見ているあなた。

あなたもそう思っていませんか。。。そういう人って結構多いんですよね。

お花は好きなのに、うまく活けられない。だから才能がないんだとあきらめている人。

でもね。

実はフラワーデザインは、あくまでもデザインであってアートではないので、別に特別な才能などはいりません。

もちろん、フラワーデザイナーとして、あるレベルに達して、そこから先に行くには才能というものも必要なのかもしれませんが、ご家庭で活けて楽しむ目的や、会社などでさっと活けてみせるレベルなら、特別な才能はかえって邪魔になるぐらいです。

ああ、一つだけ必要な才能があるにはありますね。
それはお花を見てきれいだなぁ。と感じることのできる感性です。
まあ、これは人間であれば、誰でも持っているものだと思うので、あまりたいした問題ないでしょうけどね。(笑)

だから、きちんと楽しく学んでいれば、誰にでもできます。

よく「サルにもできるパソコン入門」なんて本も見かけるけど、「サルには無理かもしれないけど人間ならば誰でもできます」と僕は断定できますよ。

だって、きちんと学んでいれば、子供にだってできるんだから、あなたにだってちゃんときれいに活けることができますよ。

また、「誰に習ってもうまくならない。」と言いますけど、それは教える人にほとんどの問題があります。
僕も長い間、この業界にいますけど、本当の意味でフラワーデザインをデザインとして理解している人は実は凄く少ないんです。
きれいに活けられる人は、それなりにいますけど、それと人に教えるというのは別問題。

きれいにできる人でも、こちらが質問したりするとあまりにも的外れの答えが返ってきて、後ろにひっくり返りそうになる人もいますからね。

それなりに、多くの生徒を持っている人でも、「大丈夫かいなこの人?」と思うことが何度もある。

だから、才能がないんじゃないんです。
 ちゃんと学んでいないから、そりゃぁ、できるわけがない。
ねっ、、、そういわれれば納得できるでしょ。

ここで、僕が言いたいのは、フラワーデザインとか、フラワーアレンジメントとかは、あくまでもデザインですから、建築デザインや洋服のデザインなどと同様で、きちんとしたデザイン理論を身につけていれば、誰でもできるようになるということなんです。

別に、この人じゃないとできない。。。というものでは無い。という事を解ってほしいなぁ。

デザイン学といっても良いんだけど、お花といっても、それを使って人間がデザインする。。。作るわけですから、実は造形学がその基本にあるんですよ。

もちろん、それ以外にも色彩学や植物学、用途によっては人間行動学なんてのも学んでいなければなりませんけどね。

さあ、そういうととても難しいことのように思うでしょう。
でも大丈夫

所詮は人間が生活の中から学んできたものですから、日本の教育環境に生きているあなたなら余裕ですよ。

特に日本人は、いけばなという文化が昔からありますし、四季があるんでお花のバリエーションも多いですから、他の国に比べてもフラワーデザインを楽しむにはとても良い環境なんですよ。
この環境。活かさないともったいないと思いませんか?

そうだなぁ、、、今は少しは難しいと思っていただきましょうかね。(笑)
そのほうが、「なーんだ!」と思う回数が増えて、きっと楽しくなってくると思いますからね。

それでは、長い旅にしようと思うので、今日はこの辺で。

どうもありがとう。
フラワーデザイナーの久保数政でした。


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